圧迫面接攻略マニュアル

圧迫面接に負けない

企業が行う面接には、さまざまな形があります。
そのひとつとして、わざと転職希望者に嫌な質問を投げかける「圧迫面接」という方法があります。
圧迫面接で上手く返答できないと、不採用になってしまいます。

圧迫面接は企業が故意に行なっており、「理由」があります。
企業は嫌な質問をすることで「あなたがどのような反応を見せるか」や「冷静に判断できる力をもっているか」を確認しているのです。
以下では「圧迫面接に対してどう対処すべきか」について紹介します。

圧迫面接に対応するためのポイント

圧迫面接に対応するためには、「冷静になるよう意識すること」が大切です。
「あなたの経験、うちでは役に立ちませんよ」のように言われたとき、人によってはつい苛立ってしまいます。
しかし「これは圧迫面接であり、面接官が嫌な性格の人ではないのだ」と考えましょう。

このように一度落ち着くことで、投げかけられた言葉に対して上手に切り返しやすくなります。
上のケースでは例えば「確かに私の経験は御社にとって不十分かもしれませんが、忍耐力は持ち合わせているつもりです」のように返答することができます。

次に、「面接官の言うことをひとまず肯定して、自分の意見を述べる」ということに注意しましょう。
圧迫面接で例えば、「他の会社へ行ったほうが良いんじゃないの?」と言われたとします。
このときに怒るのではなく、「確かに別の企業への転職も検討しましたが、御社の企業理念にはとても共感でき、仕事内容も魅力的であったため、応募させて頂きました」のように返答します。

一度肯定することで、面接官の意見を尊重することができます。
その上であなたの意見を述べれば、企業の担当者は納得してくれやすいのです。

3つ目として、「何を言われてもプラスの内容で切り返す」ということを意識してください。
「あなたはうちに合わないよ」と言われても、「確かに今までとまったく違う環境になることは理解しています。それを承知の上で、チャレンジしてみたいと思っています」のように返答します。

このように圧迫面接では、高圧的な態度の面接官に動揺しないことが大切です。
転職のサポートをしてくれる転職エージェントを利用する場合は、担当のアドバイザーに圧迫面接の対策をお願いすると良いでしょう。

その企業に入社するべきか、よく検討する

圧迫面接には、上記のように対処することができます。
ただ、圧迫面接を行う企業の中には、あまり評判の良くない会社もあります。
そのため圧迫面接を上手く切り抜けることができたとしても、入社すべきかどうかは、よく考えて決断してください。

「圧迫面接をしてきたけれど、実際は本当に良い企業だ」と感じるなら、その企業へ転職すると良いです。
ただ、違和感を覚える場合は、入社を控えることをおすすめします。