叶えたい夢のためにすべきこと
子供の時にはどうしてもなりたいと思っていた夢があっても、それが100%叶うという保証はどこにもありません。
むしろ子供のときに持っていた夢が大人になっても継続して持ち続けられるという人の方がごくわずかであり、ほとんどの人はどこかのタイミングで実現可能であるかどうかの見切りをつけ、新たに自分の将来の計画をやりなおしていくことになります。
ですが例えば「絵描きになりたい」というような夢を持つ人の場合、完全に絵だけで生計を立てていかなくては夢がかなったことにならないわけでもないですし、定年になってからのセカンドライフで才能を開花させるということもあったりします。
よく「夢ばかり見ていないで現実を見ろ」というような上から目線のお説教をしたがる大人がいますが、夢を見るということ事態は決して悪いことではありません。
大事なのはどういった形でならその夢をかなえることができるかという見極めを行い、そのためのキャリアをどう作っていくかを自分で計画していく力を養うということです。
夢を持ち続けるのも一つの才能
よく夢について語るときに言われるのは「失敗しないコツはただ一つ、成功するまで続けることだ」という言葉です。
これは経営であっても将来の夢の実現についても全く同じことが言えます。
よほど運のよい人ならともかく、現在大成功をおさめている人の多くは必ず何らかの失敗を何度か重ねています。
ですがその失敗をしたときに「もう自分には向かないから諦めよう」と思うか「まだ力が足りなかったからもう少し頑張ってから挑戦しよう」と思うかはその人によって異なってきます。
成功をした人に共通した特徴となっているのが、とにかく自分にしっかりとした自信を持っているということです。
最初は根拠のない自信のようですが、強いメンタルを持っている人というのは失敗をしても次は絶対に成功できるという気持ちをなくさずに持ち続けることができています。
空威張りではなく、どれだけ長くかかったとしても絶対に成功するまでは諦めないという気持ちを持ち続けることができれば自然と結果は積み重なりいつか本当の意味で成功につながる道がひらけてくるものです。
自信は現実を見ることから始まる
ですがいくら自信が大事といっても、いつまでも根拠の無い自信だけを当てにしているようでは夢の実現は運任せになってしまいます。
例えば将来歌手になりたいと思っている人がオーディションを受けても何度も落選をしているというとき、その落選の理由がどこにあるかということをしっかりと自分で把握できているかどうかが問題になります。
もしかしたら決定的に歌唱力が足りないのかもしれませんし、歌唱力はあるけれどもそれを受け入れる対象が間違っているのかもしれません。
あるいは本当は歌の才能よりも作曲の方に才能があるということに気がついていないだけかもしれません。
本当の意味での自信というのは、根拠なく「いつかはうまくいくだろう」と思うことではなく「努力をすれば自分の中の才能は必ず花開く」というふうに信じることができることです。
しっかりと自分を見つめ、適切な努力をしていくことが本来的に前に進める自信につながっていきます。