好きなことを仕事にするということ

13歳のハローワーク
2003年12月に幻冬舎から刊行された「13歳のハローワーク」には、「世の中には二種類の人間、大人しかいない」という言葉があります。
二種類の人間とは「自分の好きな仕事、自分に向いている仕事で生活の糧を得ている人と、そうでない人」であるといいます。
とはいえ、実際には好きなことをそのまま仕事としている人というのは、おそらく世間全体から見ればかなり少数派ではなりでしょうか。
反対に、好きなつもりで就いた仕事も初めてみたら意外に厳しく、好きだったはずのことも嫌いになってしまったなんてこともあります。
仕事にすることを選ぶときには、単純に好きという気持ちの他にも、きちんとそれを生活の糧とすることができて、何より長く続けていけるかどうかということを考えてみることが大切です。


メガネをかけているスーツの女性
一方でかなりつらい状況もあると思えるのに、好きという気持ちを持ち続けて仕事をしている人がいることも確かです。
好きなことを仕事としている人を見ると、毎日がとてもいきいきとしていて、ちょっと話を聞くだけでも大きなエネルギーを感じてしまうほどです。
私達は仕事をするとき、「成功する」という言葉の意味を単純に「お金がたくさん入る仕事」「楽で努力がいらない仕事」「周囲から羨ましがられてちやほやされるような仕事」というようについ考えてしまいます。
ですが好きなことを仕事にしている人を見ると、決してお金が他の仕事に比べてたくさん入るものであったり、他人から羨ましいと思われることばかりが選ばれているわけではありません。
楽かどうかといえばとんでもない、むしろ他の仕事をしている人の何倍も何十倍も努力を毎日している人の方が多数です。
好きを仕事にするということは、世間的な視線や常識とは別の、自分自身が心の底から幸せを感じることができる仕事をするということでもあると言えます。

ここ20年ほどの間日本においては不景気が続いており、今就いている仕事も明日にはどうなっているかわからないという状態です。
そんな時代だからこそ、自分が心から幸せを感じてやりがいを持って続けられる仕事を求めてみることが大切なのではないかと思います。
趣味などもそうですが、誰でもひとつはそれをしているときには時間を忘れて没頭できるということがあるはずです。
その自分の気持ちをみつめ、一生続けていけるような仕事を探してみてはどうでしょうか。
このサイトではそうした好きを仕事にするための方法を考えていきます。