IoTエンジニアになるには

注目されているIoTエンジニア

IoTは世界的に注目をされている今最も需要の高い分野の仕事です。
IoTというのは「Internet of Things」の略で、従来までの通信そのものを使った業務から一歩進んだ家電や日常製品と通信をリンクさせるためのしくみのことを言います。

これまでのITエンジニアの仕事は、例えば銀行などの金融機関での通貨管理業務をしたり、文章・音楽・画像といったコンテンツをデジタルで配信するための仕組みをつくるということが主流となっていました。
しかしそうした通信そのものを目的とした業務は既にインフラとして整備がかなり進んだことにより、次世代の通信技術においてはそれまで独立して動いてきた機器類をネットワークで管理するということが目的になっています。

それらを総称した言葉がIoTであり、今後より普及が進んでいけば私達が日常生活で使用している冷蔵庫や電子レンジ、エアコン、自動車といったようなものが通信によって遠隔地から操作をすることが可能になります。
特に注目をされているのが医療や工業製品についてで、インターネットを通じて業務を行うことによりより正確で素早い対応をしていくことが可能となります。

IoTの大きな特長は実績が増えれば増えるほど製品の精度が高まっていくということです。
ですので現在ではまだ不完全な部分が多く見られるサービスなどでも、今後多くその分野でIoTが進んでいけばこれまで人の手に頼ってきた仕事が一瞬で機械によって処理されるような時代が来るかもしれません。

そんな次世代型のサービスを構築していくのがIoTエンジニアで、エンジニアとしての技術をもとに今後どういったIoTサービスが必要になっていくかということの企画と開発をしていきます。
IoTの導入分野は今後どんどん増えていくことが予想されるので、それまでの経験をもとに新たなキャリアを目指すためにスタートをすることができるというのも職業的な魅力といえます。

プログラミング知識プラスαが大事

IoTエンジニアになるためにはまず専門的なプログラミングのスキルが前提となります。
この時のスキルは一種類ではなく、どういった場所で使用するかによって必要な能力が変化をしてくるので分野により学習をするスキルを選んでいく必要があります。

現在多く求人が出されている分野としては「組み込みソフトウェア」「セキュリティ」「ビッグデータ」「ネットワーク技術」「AI」などがあります。
プログラミング専属というよりも、他の企業分野にどこか精通した知識がある方がそこからスキルアップをしていくことができやすい仕事です。

まだまだ新しい可能性のある分野

IoTという業務自体がまだまだ発展途上ということもあり、エンジニアとなるためには常に新しいものに挑戦する意欲が求められます。

データをもとに新しいサービスを開発するというチャレンジ精神が最も大切といえるでしょう。