ローディーの仕事とは

ライブなどで大活躍

ライブハウスなど公演に行くと、開演の数分前に舞台に登場して一通り楽器の調律をする人が必ず登場します。
これはこれから始まるライブの最終的な音声チェックのために行われるもので、アーティスト本人ではなく専門のスタッフが行うのが通例です。
そうしたライブに関するチェック作業やサポートを行うのが「ローディ」という仕事です。

ローディは英語で表記すると「roadie」となり、コンサートツアーなどの道なりを示す「road」という言葉からできたと言われています。
ライブ文化が先じて行われていたアメリカでは、バンドが地方を巡業してライブを行うときにそれをサポートするためのスタッフが必ず同行していました。
そこから名前がついたのがローディーで、主にアーティストが複数の場所でライブツアーを行う場合にそれについていって各種裏方の作業を行うということが仕事になります。

具体的なローディの仕事としては、機材の積み下ろしとセッティングということがあります。
ツアーで多くの場所を周る場合、ギターやベースといった機材の他にマイクやアンプ、モニターなど多くの機材を持ち運ばなくてはいけません。

また現地に着いたときにそれらを下ろしてライブができる状態にセッティングする必要があります。
そこでローディは積み下ろしといった力仕事だけでなく、楽器を正しく取り扱いセットするという知識が必要になってきます。

演奏のための音作りをしたり、ライブの進行に従って楽器の持ち替えなどをしていくこともローディの仕事となりますので単なる運送役としてだけでなくライブに関する知識と対応力が求められます。

就職のルートは限られています

ローディとしての仕事は専門性が必要になることから一般向けのアルバイト雑誌などに掲載されることはあまりなく、ほとんどの場合芸能事務所やイベント会社を通じて依頼されます。

音楽関連の大学や専門学校などに直接求人が来ることもあり、仕事をする前に音楽について最低限の知識があるかどうかが問われます。
ローディとなることでこれからブレイクするだろうミュージシャンに帯同して人脈をつくるということもできます。

ローディの先を見据えるのも大事

華やかなライブを支える重要な業務であるローディですが、仕事として専門にやっていくにはなかなか難しい部分があります。
というのも実際のローディの仕事は業務委託という形で依頼されることが多く、そのツアーが終わってしまえば契約は切れてしまうからです。

一般的にローディを続ける人はこれから自分自身もアーティストになりたいと思っている人や、マネジメントに関わりたいと思っている人です。
収入ということだけで見ると一般のアルバイトと比較して割に合わないことも多いですが、そこから得られる経験や人脈は替えのきかないものなので、そうしたチャンスを生かして行く気持ちが大切になってきます。