スタイリストになるには

活躍の場が多いスタイリストの仕事

スタイリストとは、ドラマや映画、ファッションショーや雑誌など、様々な媒体で、俳優、女優、モデル、タレントさんなどの衣装、小物、アクセサリーなどをトータルで用意し、クライアントなどの希望によってファッションを決めていく、いわば影の立役者ともいえる存在です。

働く方法は人によって異なりますが、フリーで活動をしているスタイリストもいれば、スタイリスト事務所に就職をして働くというスタイリスト、アシスタントとして勉強しながら独立を目指しているスタイリスト、アーティストやモデルさんの専属スタイリストとして活動しているスタイリスト、アパレル会社に勤めながら、スタイリストとして働いている人など、様々なタイプの方がいます。

近年では自身がテレビに出て、ファッションコーディネートをチェックするというようなコーナーに出演するタイプのスタイリストさんも多く、世間にも広く認知されている職業であると言えるでしょう。

スタイリストになるためには専門学校へ

スタイリストになるためには、まず基本的なファッション知識を身につける必要がありますので、ファッション系統の専門学校に行ってみる方法がメジャーです。

ファッションと一口に言っても、着る人の顔の色やスタイル、そして、クライアントがその時に求めるファッションの方向によっても、用意するべきものが異なりますので、様々なオーダーに対応することが出来るような知識を持つために、基本的知識を学ぶことはもちろん、様々な方面の知識を勉強しておく必要があるでしょう。

例えばオーダーで、「1980年代のようなファッション」「〇〇の映画のような服装」など、具体的に細かいオーダーがされることもありますので、そうした部分に即座に対応することが出来るように、知識を身に着けておく必要があります。

また、スタイリストはアクセサリーや小物類なども全て考える必要がありますので、ファッション系の専門学校で学びつつ、アパレル会社でバイトしながら勉強するという方も少なくありません。

スタイリストに必要なのは人脈

働くために必要な資格は特にありませんが、専門的知識や、様々な幅広い知識を取り入れる他にも、この業界で最も重要となるのは、人脈です。

スタイリストもある程度信頼がされないと、仕事がどこからも振られない状態に陥ることは少なくないですし、人脈を通して仕事を得ることが少なくない業界ですので、特に人脈を作るためのコミュニケーション能力、気配り、思いやりなど、基本的な部分が非常に重要となるでしょう。

また、アシスタントとして入る場合などは収入がゼロということも少なくありませんので、バイトをする必要がある方もいます。
体力や精神力、タフさも非常に重要な部分となると言えるでしょう。