異業種への転職は厳しいことを認識しておく
転職を考える場合には、「異業種への転職」を考えることもあると思います。
今の業種とは全く別の業種へ転職することは、基本的にとても大変ということを認識しておきましょう。
その理由は「今までの経験やスキルを活かさずに転職するため」です。
企業は「即戦力になる人を採用したい」と考えていることが多いです。
同じ業種で転職するなら、今まで身につけた経験やスキルを「自分の実績」としてアピールすることができます。
しかし異業種の場合は、こうした自己PRをすることができません。
例えばこれまで事務の仕事をしていた状況からIT業界へ転職する場合、プログラミングなどのIT知識を身につけていないはずです。
事務職でもパソコンを使うことはあるものの、専門的なIT知識やスキルがないため、転職しにくいのです。
このように、アピールできるものが減ってしまうため、異業種への転職は難しいのです。
未経験歓迎の仕事を狙う
異業種への転職を考える場合、「未経験歓迎」の仕事を狙って応募すると良いです。
未経験歓迎の求人なら、経験やスキルがなくても採用してもらえる可能性が高いです。
企業によっては「未経験の人でも自社で育成して、長く働いてもらおう」と考えることがあります。
このような企業は、未経験歓迎として求人の募集をすることがあります。
未経験でも応募できる求人があるかどうかは、業種によって異なります。
「営業」や「IT」の仕事は、比較的未経験の人を積極的に受け入れています。
営業は話すことができれば誰にでも商品を販売する力があり、ITは人手不足のため積極的に採用したい企業が多いのです。
もしこれから転職する業種をあらためて考えようと思っている場合は、営業やITも視野に入れて考えると良いでしょう。
これらの職種なら経験やスキル関係なく、転職を実現できる可能性があります。
志望動機をしっかり考えておく
異業種への転職をするときにもうひとつ考えておくべきこととして、「志望動機」が挙げられます。
普通なら、同業種への転職を考える人が多いです。
異業種への転職を試みるのは大きなチャレンジのため、転職先の企業は「あなたがなぜ、異業種への転職をしたいのか」が気になるのです。
ここで「今の業種が好きではないため」のようなマイナスの理由を伝えてしまうと、面接で合格しにくくなってしまいます。
「どうしても転職したい業種だったため」のように、前向きな理由を伝えられるように準備してくことが大切です。
異業種への転職はこのように、気をつけるべき点があります。
転職活動中はなかなか採用が決まらず、大変なこともあるかもしれません。
しかし諦めずに活動を続けていれば、合格できる企業は見つかるはずです。