バイクデザイナーの仕事内容
バイクデザイナーの仕事内容は、多岐にわたります。
バイク本体のデザインに関わる仕事の場合、ボディーのスタイリングやライトなどのパーツの設計デザインを行います。
同じバイク本体でも、カラーリングや素材の組み合わせを行うデザイナーもいます。
他にも、バイク用品やカスタムパーツ専門のデザイナーも存在します。
ドレスアップアイテムとしてのパーツが多いですが、それぞれの形状や素材を、マシン本体との取り付けやバランスを見ながら決めていきます。
機能を向上させるためのパーツや便利グッズなどのデザインも行うほか、ライト専門のデザイナーもいますし、ツーリング向けのバッグをメインとする人もいます。
こうしたデザインは純正パーツとしてバイクメーカーで行われる以外にも、カスタムパーツメーカーで行われることもあります。
特にカスタムパーツメーカーの場合はそれぞれのブランドでかなりコンセプトが異なりますので、ブランドごとに異なる発想やデザイン力が求められます。
バイクデザイナーは、単に見た目にかっこいいものを作れば良いというものではありません。
安全上の法令を守っているかを確認したり、本来の走行性能を軽減することがないか技術陣と確認したりします。
さらに取り付けがしやすいか、運転上の妨げにならないかなどの機能についてもチェックしなければなりません。
そのため、机上でのデザイン以外にも、実際のパーツを作って試すといった作業も含まれてきます。
バイクデザイナーに向いている人とは?
バイクデザイナーに向いている人としては、調査と分析を行えるという点が大きいです。
デザインはターゲット層の好みや求める性能、どんな利用シーンが想定されるかなどを分析した上で決定します。
また、技術的な要素とのすり合わせも必要です。
空気抵抗や他のパーツとの兼ね合いなどがあるからです。
そのため、他部署の人との話し合いの場が多い仕事であることから、コミュニケーション能力が高くないと成功できません。
さらに、失敗にめげず繰り返しチャレンジする気持ちも大事です。
試作したデザインが採用されないことはよくあるからです。
バイクデザイナーのなり方
特定のバイクメーカーのデザインをしたいのであれば、やはりその会社に就職しなければなりません。
カスタムパーツを作りたいということであれば、カスタムパーツメーカーがありますので、それぞれの独自のコンセプトを比較して自分のやりたい方向性に合った会社を見つけます。
就職を有利に進めるためには、工業デザインなどの勉強をしていると良いでしょう。
カラーコーディネートの資格を取ったり、デザイン専門学校に通ったりして下地となるデザインの知識を持っているとアピールしやすいです。